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時々R‐18w
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と見知らぬ幼児にケツにひっつかれた犬吉です(笑)
中也ゆかりの宿で、風呂上がりに展示品見てたら、
「まぁーまぁー!!!」
とケツに衝撃が(笑)
振り返ると
座敷わらし(小)「(´;ω;`)」
犬「(;;;;;´・ω・)」
えぇー何コレ座敷わらし!!?てゆかママどうしたの(笑)
ら
「ほらぁ!ママじゃなかった!!」
と突如現れた座敷わらし(大)に連れて行かれました(笑)
何だったんだwww
そんなわけで長州から帰還しましたwww
因みに二人ともあたしの子ではありません(笑)
中也ゆかりの宿で、風呂上がりに展示品見てたら、
「まぁーまぁー!!!」
とケツに衝撃が(笑)
振り返ると
座敷わらし(小)「(´;ω;`)」
犬「(;;;;;´・ω・)」
えぇー何コレ座敷わらし!!?てゆかママどうしたの(笑)
ら
「ほらぁ!ママじゃなかった!!」
と突如現れた座敷わらし(大)に連れて行かれました(笑)
何だったんだwww
そんなわけで長州から帰還しましたwww
因みに二人ともあたしの子ではありません(笑)
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「この大馬鹿者っ!!」
洞門を潜った途端、浴びせかけられた怒鳴り声に、守狐は思わず、身を竦ませる。
案の定、眉を怒らせて立っていた万治郎に、疲れたように笑う。
「兄様、お説教ならまた後で…」
言いかけた言葉が、宙に浮く。
唐突に、抱きすくめられて。
守狐は僅か、眼を見開く。
「お前は大馬鹿者だ!子供が無理をするんじゃあない!」
「兄様…?」
肩を抱く腕が、震えていて。
そっと、顔を覗き込もうとしても、きつく抱きすくめられていて、叶わない。
「何故黙っていた。何故何も言わぬ」
搾り出すような、万治郎の声が、胸に刺さる。
ずっと、心配してくれいたのだ。
誰より、守狐の近くに、いてくれていたのだから。
その異変に、気付かぬわけがない。
「兄様……」
全てを、知ってしまったのかと、守狐の瞳が、哀しげに笑う。
万治郎だけには、知られたくなかったと、思う。
どす黒く、恨みにかられた己など。
「来いっ!」
不意に、腕をとられて。
万治郎の部屋に、引き込まれる。
そのまま寝台に投げ出されて。
守狐は驚いたように、万治郎を見上げた。
「あに、さま…?」
声が、掠れた。
真逆、と思う。
思い出すのは、身体を重ねた妖たち。
褥に入ってきた万治郎に、きつく抱きすくめられて。
守狐は全身を、強張らせた。
「甘えろ」
「……え?」
唐突な言葉に、思考がついていかなくて。
間が抜けた疑問符と共に、万治郎を見上げれば、強い光を宿した、充血した赤い目と、視線がぶつかる。
「子供が辛い思いをした時は、親兄弟に甘えるものだ」
「………」
声は、酷く憮然としていて、まるで怒っている風なのに。
その言葉は、この上ない優しさに満ちていて。
思わず、笑みが零れていた。
幼い頃から。
誰より近くで、誰より長く。
ずっと、自分を包んでくれていた、優しさ。
思い出す。
何か悲しいことがあると、必ず、万治郎の褥に潜り込んでいたのは、自分ではないか。
その優しい手に、甘えていたのは、幼い頃の守狐自身。
俯いて、吐き出した息が、震える。
知らず、手指が万治郎の着物を、握っていた。
「甘えて、泣けばいい。…私が弟と思うのはお前だけなのだから」
「…兄様だって、さっき泣いていたくせに」
揶揄するような憎まれ口に、かっと、万治郎の耳が赤く染まる。
睨みつけようとした、守狐の頬が、濡れていて。
万治郎は再び、きつく、まだ幼いその骨身がちな身体を、抱きすくめた。
「大馬鹿者だ。お前は」
「…はい」
「まだ子供なんだ」
「ええ」
「無茶をするなと言ってもするんだろう」
「………」
「もう諦めておるわ」
「…あに…」
「でも、」
不意に、言葉を遮られて。
顔を上げれば、至近距離で、視線がぶつかる。
「帰って来い。必ず」
くしゃり、万治郎の指が、守狐の髪を、掻き乱す。
親も無く、寂しさで泣いた夜。
仔狐仲間に、黄金色の目が怖いと、仲間外れにされた時。
いつだって、自分を慰めてくれていた、手。
「お前にはこの兄様がついている」
憮然とした表情で。
けれど、酷く優しく。
撫でてくれる、温かい、手。
「はい…」
ぼろり、涙が伝う。
怒りも、悲しみも。
荒んでいた思いも。
去来していた虚無さえ、全てが、流れ、溶け消えていく。
その夜。
幼い頃と何一つ変わらず。
寝付くまでずっと、頭を撫でてくれていた手の優しさを、守狐は覚えていた。
――――――
終わったー!!!!
此処までお付き合い下さった方、ありがとうございました^^
いやあホント矛盾だらけwww
何がしたかったって守さんに疾!をさせたかったwww
守さんに優しい気持ちを教えてくれたのは万治郎あにさんだと言うことを最後に入れたかったんだがやや不完全燃焼www
因みにフォモじゃあありません(笑)
扱いが酷い?それは愛情の裏返しというものですよ兄様(by守狐)
一瞬、我が目を疑った。
黄金色の瞳が、闇に浮かんで。
誰より美しい毛並みが、月の光に洗われる。
兄様が帰ってきた。一瞬、そう、思うほど。
崩れ落ちるように、座り込んだ皮衣の頬を、涙が一つ、伝った。
「皮衣様」
ひざまづく、その薄い肩にそっと、震える手で、触れる。
まだ骨身がちで、幼い肩を、包むのは真白い毛皮。
誰より美しい、その毛並みが。
やっと、帰るべき場所に、帰ってきたのだ。
「立派に、…なりましたね…」
視界が、滲む。
泣き出してしまった皮衣の肩を、守狐が、苦笑交じりに、擦った。
「どうして貴方が泣くのです。…それより」
言いながら、目の前に差し出されたのは、白金色の毛皮に包まり、眠る仔狐。
同じ妖狐の仔であることは、間違いなかった。
「比干に、親を殺された仔です」
守狐の言葉に、皮衣は小さく、息を呑む。
そっと、仔狐を抱きあげれば、余りに軽い。
こんなにも幼い仔を遺して。
無残に散った、親狐を思うと、忍びなかった。
「可哀想に…」
白金色の毛並みを持つ妖狐たちのことは、聞いたことが無かったから。
独り、襲われていたところを見ても、この仔が一族の最後の生き残りなのだろう。
たった一人で、生きていくには、あまりに幼い。
「うちで、面倒見てやりましょう」
皮衣の言葉に、守狐が笑みを浮かべる。
安堵したような、その表情に。
皮衣からも、笑みが零れた。
「かか…さま…」
それが、意識を揺らしたのか。
ぼんやりと、眼をあけた仔狐が、皮衣を見上げる。
呟かれた言葉には、応えずに。
もう一度、両親の毛皮に、包みなおしてやって、皮衣はそっと、仔狐の目を、覆う。
「眠りなさい。…もう、安心して、眠りなさい」
歌うような、酷くやさしい、その声に導かれるように。
再び寝息を立て始めた仔狐の、そのあどけない姿に。
守狐からも、笑みが零れる。
「皆には私から言うわ。…お前はもう、洞府に下がって休みなさい。…万治郎が心配しています」
苦笑混じりに言えば、守狐も、眉を吊り上げる万治郎の姿を想像したのか、苦く笑う。
実は、先刻、溢れる強大な妖気に気付いた万治郎が、人の世に降りてきて。
どういうことかと、問い詰められたのだ。
隠し切ることが出来ずに。
全てを話してしまえば、万治郎は酷く、怒っていた。
『あいつはまだ子供です。そんな惨いこと、子供にさせることじゃあない』
言われた言葉が、胸に刺さる。
けれど、この役目は、守狐にしか、出来なかったのだ。
強大な邪気を払うには、火眼と金睛、両方の力を持つ、守狐にしか、出来なかったのだ。
そう告げれば、万治郎は苦しげに眉根を寄せていたけれど。
踵を返したその背に、声を掛ければ、
『弟が大役を果たして還ってくるのだから、兄が待っていてやらなくてはなりません』
と、強い口調で言い切って、帰って行った。
支えてやってくれと、言ったけれど。
その通りになってくれた事が、皮衣はひどく、嬉しい。
「では、失礼します」
「ああ、すまなかったね…。…本当にありがとう」
その背に、重い物を背負わせてしまって。
恨みを、断ち切ってくれて。
すまなかった。ありがとう。
皮衣の思いを察したように。
守狐は困った様に笑って、その姿を、影に消した。
――――――
あにさんは心配症www
ラスト1話です><
何の恨みがあって……!!!
と叫びたくなるほどさぶいですがくぶる。
長州はみぞれです。
雪でも雨でもなくみぞれ。
最も寒く冷たく痛い仕打ちです。
いくらあたしがドMだからってコレは無いわ!!!!
寒いわ痛いわブーツも濡れて凍傷寸前ですぜ!!!
雪責めとかお前は伊藤晴雨か!!!!
お腹冷えた(´;ω;`)
うう(´;ω;`)
でも大丈夫カイロ持ってきた!!
つか国試の時から入れっぱなしなんだけどもねwww
午前中に中也記念館を見学したので、午後から錦帯橋見てきます^^
今日はもうソレで帰る!!!
寒い!!!(根性無)
と叫びたくなるほどさぶいですがくぶる。
長州はみぞれです。
雪でも雨でもなくみぞれ。
最も寒く冷たく痛い仕打ちです。
いくらあたしがドMだからってコレは無いわ!!!!
寒いわ痛いわブーツも濡れて凍傷寸前ですぜ!!!
雪責めとかお前は伊藤晴雨か!!!!
お腹冷えた(´;ω;`)
うう(´;ω;`)
でも大丈夫カイロ持ってきた!!
つか国試の時から入れっぱなしなんだけどもねwww
午前中に中也記念館を見学したので、午後から錦帯橋見てきます^^
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寒い!!!(根性無)
「助けて!」
唐突に、胸に飛び込んできた白金色の小さな塊に、守狐は目を見開く。
咄嗟に、背に庇いながら。
半妖に、姿を変える。
視線を巡らせれば、探すまでも無く、目の前に大きな塊が、落ちてきた。
その、穢れた身に纏うのは、夜目にも白い、妖狐の毛皮。
ぞわりと、全身が総毛立つ。
ぎりと、噛み締めた奥歯が、音を立てる。
脳裏に蘇る、父の躯。
両の眼が、熱い。
気が、高ぶる。
その、高ぶる気を。
皮衣から教わった通り、両の眼に、集中させる。
黄金色の瞳が、闇に光る。
―これは……―
思わず、目を見開く。
金睛が映し出すのは、幾戦もの邪気。
比干に喰われ、殺された者たちが放つ、恨みの邪気。
闇の、塊。
人の形をした、闇。
それが、比干だった。
「おやあ…これはこれは…珍しい…金睛か……」
しわがれた声に、守狐の気が、尖る。
背中で仔狐が、引き連れた悲鳴を、上げた。
「珍しい…珍しいのう……狐が二匹……寄越せや…主らの毛皮…目玉を寄越せ」
ゆっくりと顔を上げた比干と、眼が、合う。
途端。
守狐の黄金色の眼が、見開かれた。
その、黒い顔に、嵌っていたのは、黄金色の、瞳。
守狐と同じ、黄金色の瞳が、自分を睨みつけていた。
「お前…父様の…父様の…!」
声が、震える。
自らの目を、抉り出して。
そこに、父の金睛を、嵌め込んだと言うのか。
穢れた、その顔に。
「父様ぁ…?嗚呼、この狐の仔か…」
言いながら、比干の指が、纏った父の毛皮を、撫でる。
込み上げる憎悪に、吐き気がした。
そんな、守狐を嘲る様に、比干は真黒い口を開いて、嗤う。
耳障りな、笑い声が、夜の闇に響く。
「金睛は役に立ったぞ…わしを葬ふろうとする奴は、一目で分かった。…そこのちびの親どものようにの」
比干の言葉に、背中で小さな妖気が、尖る。
全身の毛を、逆立たせて。
仔狐が、唸る。
その小さな眼は、恨みに塗りつぶされていて。
自分も同じ目をしているのかと、守狐はどこか冷めた頭で、思う。
「決めたよ…」
呟けば、比干の眼が、守狐を捕らえる。
その真黒い顔に、艶然と、笑う。
「もう、殺す」
比干が、動きを見せるより早く。
一足飛びに、距離をつめる。
「――-っ!」
脚払いをかけて、地に転ばせば、守狐の細い足首に、闇色の手指が絡みつく。
どくり、触れられた箇所が、爛れるように痛む。
「小童が…小賢しいわ…」
しわがれた笑い声が、耳に付く。
這い蹲る、その闇に。
守狐の唇がにいこりと、笑む。
「お前は…」
じりじりと、邪気に掌が焼かれるのにも構わずに。
比干の手首を、掴む。
細い手指で、確かに、邪気の奥に流れる脈を、押さえ込んだ。
「金睛の使い方を…知らないね」
金睛に集めた気を、手指に集中させて
。
掴んだ脈に、流し込む。
「な、に…」
比干の眼が、見開かれたまま、固まる。
その顔を、無表情に見下ろして。
未だ守狐の足首を掴んでいた、硬直した手指を、ふり払った。
きつく握りこんでいた筈の手指は、簡単に外れて。
守狐の足元で、比干が、苦しげに息を吐く。
その、身体を爪先で蹴飛ばして。
転がる背から、真白い毛皮を、奪い取る。
父の、毛皮。
一族の誰より美しいそれに、守狐はそっと、目礼して。
「持っていておくれ」
背中で、溢れる妖気の強さに、怯え、蹲っている仔狐を、守るように掛けてやる。
辺りには、覆い隠すことができなくなった、腐臭が満ち始めていて。
「おお、おお…酷い臭いだこと」
鼻先を袂で隠しながら、守狐は大仰に眉を顰めてみせる。
足元の青草が、枯れ始めていた。
「何を…した…」
その問いに、守狐の口角が、耳まで届こうかと言うほどに、吊り上がる。
黄金色の眼が、残酷に笑った。
「金睛はねぇ…邪気や敵意を見抜くだけじゃあ、無いんだよ」
気を込め、相手の脈を通じて、その動きを封じる。
修行を積んだものだけが、会得する妖術。
黄金色の妖光が、守狐を包んでいた。
「痛いだろう」
ぎりぎりと、掴んだ手首に、力を込める。
妖光が、強さを増して。
比干の口から、絶叫が迸った。
守狐の気が、比干の血脈を、掻き毟る。
「や、め……」
しわがれた声に、守狐はわざとらしく、眉根を寄せる。
考え込むように、小首を傾げて見せた。
「おやあ。命乞いかい?可笑しいねぇ」
くつくつと、喉の奥で笑いながら。
両の眼に、更に、気を込める。
黄金色の妖光が、ゆうらり、揺れて。
「ねぇ、いい物を見せてやろうか」
紅蓮の炎が、守狐を包む。
黄金色の瞳の真ん中。
紅蓮の炎が、揺れていた。
「火眼…」
零れるように漏れた、比干の呟きに、守狐が艶然と笑う。
その手がそっと、比干の喉に、最も太い血脈に、触れた。
「流石に良く知ってるねぇ」
どくり、どくり。
脈打つように、両の眼が熱い。
母から受け継いだ、火眼。
その使い方こそが、守狐が白沢から教わったことだった。
「火眼はねぇ…払うんだよ。邪気を」
紅色の眼が、楽しげに笑う。
比干の顔に、初めて、恐怖が走る。
その様に、守狐は満足げに笑う。
守狐の妖気が、指先を伝って。
比干の、頸の血脈に、流れ込んだ。
「―――-っ!」
耳を劈いたのは、声にならぬ悲鳴。
紅蓮の炎が、邪気を焼き尽くす。
比干の身体に囚われていた幾千もの情念が、夜の闇に霧散していく。
身の裡から焼かれる痛みに、比干の身体が、幾度も跳ねた。
「何だ。ただの老いぼれ爺じゃないか」
邪気が、薄らいで。
闇の中から現れたのは、干からびた、小柄な老人。
骨と皮しか無い、貧相な肩を喘がせて。
それでも、恨み深き眼で、守狐を見上げていた。
「嗚呼そうだ。…返してもらわなきゃねぇ」
身動き一つ取れない比干に、守狐は酷く優しく、笑い掛ける。
細く白い指先を、その干からびた頬に伸ばして。
ほんの少し、指先に気を込める。
途端に、形の良い桜色の爪は、鋭く尖って。
ついと、乾ききった肌を撫でるだけで、一筋の赤を、描いた。
「ふふっ面白いねぇ…。こんなになってもまだ、お前には赤い血が流れるんだ」
愉しそうに、幾重にも傷を重ねていく守狐。
苦しげな荒い吐息の下で。
不意に、比干が笑った。
「お前の父は、よう役に立ってくれたわ」
その言葉に、守狐の動きが、止まる。
顔から笑みが、消えた。
その様に、僅かに溜飲を下げた比干が、尚も、言い募る。
「流石は幾千年修行を積んだ妖狐じゃ。…わしの日に日に濃くなる邪気も、よう隠してくれた」
血を吐くような笑い声が、闇に響く。
俯いたまま、身動き一つしない守狐。
ゆうらり、紅蓮の炎が、薄らいで。
溢れていた妖気が、霧散していく。
その様に、比干は勝ち誇ったように、笑った。
「おかげで随分やりやすかったぞ。…この金睛のお陰で、敵も見抜けたしの。妖も好きなだけ殺せた。喰えた。……お前の父のお陰だわの」
父の毛皮を被り、正体を隠し、殺し、喰らった。
悪行の限りに、守狐の父は、使われた。
「何千年修行を積んだ妖狐も、最期は……」
不意に、比干の声が、途切れる。
一息に、紅蓮の炎が、辺りを包む。
顔を上げた守狐の眼は、冷酷な光を、帯びていて。
その指が、爪が、比干の舌を、捕らえた。
「煩い舌だね」
一瞬、短い気合を掛けて。
守狐の爪に、火が灯る。
それはそのまま、比干の舌に、焼け移って。
喉を焼く熱に、声すら漏れず、比干がのたうつ。
「安心しなよ。狐火は使い手の思うものしか焼かない。…だから、命までは取らないよ」
焼かれ続ける煉獄を味わえと。
笑みすら浮かべず、そう言って。
守狐はついと、伸びた爪を、比干の眼窩に伸ばす。
「返してもらうよ」
ずぷり、指を眼窩に差し込んで。
父の眼に絡む、比干の血脈を、管を、引き千切る。
激痛に、比干の手足が、幾度も跳ねた。
けれど、金睛の術に縛られているから。
抵抗など、出来るはずも無く。
両の眼を、取り返すことは容易かった。
狐火に喉を焼かれ、声は、出ない。
両の眼も、抉り取られて。
最早その意思すら、伝えることが出来なくなったやせ細った老人を、無表情に見下ろす、守狐。
その、掌に、黄金色の小さな珠を、大事そうに包み込んで。
爪先で、枯れ枝のような、比干の手指を、踏みにじる。
「もう二度と、悪事を重ねないようにしてやろうね」
抑揚無く呟きながら。
ぽきり、ぽきりと。
まるで本当に枯れ枝を折るように、比干の指を、踏み折って行く。
声無き悲鳴が、焼け爛れた喉から迸り、夜を揺らす。
一際、鈍い音を立てて。
大腿の骨を、踏み折る頃には、比干はもう、例え金睛の術を解いたとしても、二度と立ち上がる事などできぬ様になっていた。
「疾…っ」
短く、気合いを込めて。
最後に、比干の身体全体に、狐火を放つ。
「百年、焼かれろ」
そう、小さく呟いて。
比干の額に、符録を描く。
途端に。
青白い炎に包まれた比干の身体は、異界へと、消えた。
その身を魂魄ごと、封じ込めたのだ。
「………」
後に残されたのは、何事も無かったかのような、静寂。
涼やかな夜風が、守狐の真白い髪を、撫でていく。
「父様…」
呟いて。
そっと、掌の金睛を、握り締める。
仇は、討った。
恨みは、晴らした。
それでも。
父が帰ってくるわけでも、母が蘇るわけでも、無い。
当たり前のことと、分かっていたのに。
虚無が、守狐の胸に、去来する。
振り返れば、真白い毛皮に守られるようにして。
強大な妖気に、耐え切れなかったのか、仔狐が、気を失っていた。
「ととさま…かかさま…」
零れるように漏れた、その、幼い声に。
守狐はそっと、眉根を寄せる。
父の毛皮を、肩に羽織って。
仔狐を、腕に抱く。
夫婦の毛皮は、承香殿の女御に、献上されたのだ。
女御はきっと、五万と貢物を貰っているから。
一つ、返してもらっても、構わないだろう。
―――――――
なwwwがwwwいwww
あと少しで終わります^^
しかし守ママ陰薄いwww