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佐助さんは兄さんと結婚すれば良いのに!!!!!
という妄想から生まれた佐松現パロネタ。
イメージとしては新婚ですうわイッタイ!!!!><
以下大丈夫な方のみどうぞwww
カーテンの向こう側に、ゆっくりと青い光が満ち始めた頃。
僅かにシーツのずれる感覚に、意識を揺らされ、松之助は瞼を開く。
「佐助さん…?」
寝起きの、掠れた声で呼び掛ければ、笑う気配が空気を揺らす。
「まだ、寝てて良いですよ」
ふうわり、頭を撫でられて。
まだぼんやりとした意識を、眠りに引き戻すにはそれは十分過ぎたけれど。
「起きます」
ふるり、頭を振って身を起こす。
以前は自然と、この時間に目が覚めていたというのに。
「寝てて良いのに」
そう言って佐助がいつも、再び眠りに就くように促すから。
それがあんまり、優しくて。
心地よくて。
すっかり、寝坊の癖がついてしまった自分に、僅かに目元を赤らめながら、松之助は足早に、台所に立つ。
「今日は一太郎に、お弁当を作る約束をしましたから」
「坊ちゃんと出掛けるんですか?」
今日は日差しがきついだろうと、僅かに眉根を寄せた佐助に、松之助は苦笑混じりに首を振る。
「庭の木陰で食べようって」
「あぁなるほど」
それなら、一太郎の体への負担は少ないだろう。
一太郎も喜ぶだろうと笑われ、松之助も、はにかむように笑った。
「佐助さんの分も作りますよ?」
ふわり、卵を焼く匂いが、辺りに満ちる。
ぱたんぱたんと、卵を巻きながら投げかけた問いに、負担ではないのかと問われ、大丈夫だと笑う。
「作ります。…いつも、してもらってるから」
本当に、寝坊の癖がついてしまって。
いつも松之助が起きた頃には、朝の食卓が整っていたから。
偶には、己が作らねば、作ってあげたいと、思う。
だから、先に顔を洗ってきてくれと言えば、
「ありがとう」
と、ふうわり、頭を撫でられた。
まるで幼子にするようなその仕草に、困ったように見上げれば、そんな松之助に佐助は笑って、洗面所に向かった。
「さて…何を入れようかな…」
ふわんと湯気の立つ卵焼きに包丁を入れながら。
思案する松之助の口元には、楽しげな微笑が、のっていた。
―――――――
佐助さんも兄さんも、ほっといたら家事とか全部自分でやっちゃう人だと思うんだ。
でも佐助さんのが一枚上手だから、兄さんすっかり甘やかされちゃって、そんな自分に戸惑っちゃえばいい!!
二人とも生活能力は高い。
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