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「佐助せんせー」
くいくいと、エプロンを引っ張られて。
佐助先生は、一太郎くんに向き直ります。
今はおやつの時間です。
きょうのおやつは、ドーナツです。
チョコレートに、真っ白なおさとうのお粉がとってもおいしそう!
でも、一太郎くんのお皿には、ドーナツはまん丸のまま、ぽつんと乗っています。
「兄たん、まだ来ないの?」
「お迎えの時間になったら、来てくれるよ」
苦笑いの佐助先生の言葉に、一太郎くんはびっくりしてしまいました。
だって、小学校に上がった松之助くんは、朝のおやつも、お昼ごはんも、来ていません。
きっと、すごく、おなかが空いているにちがいないです。
そこのとを佐助先生に言えば、
「小学校で、給食がでるから大丈夫だよ」
って言って、頭をなでられました。
松之助くんは、お昼は食べられたみたいで、ちょっぴり、あんしん。
でも、おやつの時間はないそうです。
「ティッシュとふくろ、ちょうだい」
「何に使うの?」
「兄たんにドーナツ、あげるの」
一太郎くんの言葉に、また、佐助先生は苦笑いです。
一太郎くんは身体がとっても弱いので、できるだけたくさん、たべなきゃいけません。
だから、このドーナツは今、一太郎くんが食べなくちゃいけないのです。
「一太郎くん、ドーナツ食べて、お昼寝したら、松之助くんが迎えに来てくれるよ」
「でも、兄たんとドーナツ食べたいんだもん」
しょんぼりとうつむいてしまった一太郎くんに、佐助先生は困ったように笑います。
「じゃあ、こうしよう。半分だけ、今食べて、残りを、松之助くんが来てから、半分こして、食べよう?」
一太郎くんは、一度にたくさん食べれません。
だから、小学校がおわって、松之助くんがお迎えに来たころ。
園長先生のお仕事が終わるまでいる、がくどーほいくで出るおやつと、一緒に食べたら、ちょうど良いと、佐助先生は思ったのです。
「半分こ?」
「そう、半分こ。一太郎くんが一人でおやつも食べれて、お昼寝できたって知ったら、松之助くんも喜ぶと思うよ」
ふわふわ、頭を撫でられて。
一太郎くんのお目めが、輝きます。
「ほんとに?兄たんよろこぶ?」
「うん。だから、おやつ食べよう?」
「兄たんがよろこぶなら、たべる」
チョコレートのドーナツを、半分こして。
お砂糖のおこながかかってるほうを、残しておいて。
一太郎くんは、やぁっと、ドーナツを食べます。
本当は、ちょっぴりおなかがすいていたのです。
でもやっぱり、半分たべたら、おなかがいっぱいになってしまいました。
「佐助せんせー」
一太郎くんは、おひるねの時間に、「兄たんがいない」と、泣き出してしまって、ほとんど寝ていません。
だから今、眠くてしかたないのです。
「うん?」
そんな一太郎くんをほほえましそうに見つめて。
背中を優しく、とんとんしてくれます。
「兄たん、よろこぶ?」
「喜ぶよ。きっと」
佐助先生に笑って言われて、一太郎くんも、うれしそうに笑います。
そのまま、お目めがとろんとしてきて。
いつの間にか、すうすう、眠ってしまいました。
―――――
アブノーマルだとか乳繰り合うだとかあとなんかまるちょめぴーなこと言ってして観てる人間が幼児とか書いて良いのだろうかと時々真剣に不安になりますどっちも好きだから仕方ないよね幼児は二次元限定だけっど^^
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