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時々R‐18w
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~状況設定:自室じゃないどこかw~
「…っ!?いち…っ待…っ!」
不意に、顔を寄せられ、口付けられた。
舌と一緒に、シャツの裾から入り込んでくる指先に、慌てて、その薄い肩を押し返す。
見つ上げてくるのは、不思議そうに小首を傾げる瞳。
「どうして?」
「…っだ、って…人が来るかもしれないし…」
気恥ずかしさに口ごもれば、微笑する気配と共に、軽く、瞼に口付けられた。
「じゃあ、私の部屋で待ってて?」
「…え…?」
顔を上げれば、自室なら良いでしょう?と微笑われ、僅か、困惑に眉尻が下がる。
けれど、ねだる様に見上げてくる瞳には、抗えなくて。
熱を持った目元のまま、こくりと一つ、頷く。
「…すぐ行くから」
先に行って待っててと言う一太郎に、内心小首を傾げながら。
促されるまま、席を立った。
そっと、障子を開けて。
部屋に入ればやはり、一太郎はまだ戻ってはいなかった。
「………」
主のいない部屋に、少し、落ち着かない心地がする。
身を包む静寂に、自然、先程の出来事を、思い出してしまい、また、目元が熱くなる。
戸惑いのまま、所在無く部屋を見回せば、すぐそばに置かれた、見慣れたはずのベッドが、妙に目に付いてしまう。
一度、意識してしまったそれは、これから先のことを容易に想像させて。
一層、熱くなる目元に、慌てて視線を引き剥がす。
静寂が、耳に痛い。
「…まだ、かな…」
いつもなら二人、並んで座るベッドからは微妙に距離を取った位置に、腰を下ろしながら。
呟いた自分の声が、やけに大きく、響いた。
「兄さん?」
唐突に開いた障子に、顔を上げれば、一太郎が立っていて。
「どうしたの?」
「…え……?」
「畳に座り込んだりして」
苦笑混じりに言われ、己の裡を見透かされたような気がして、かっと、頬が熱くなる。
くすり、微笑う気配が、空気を揺らした。
「此処でしたいの?」
「……?――っ違…っ」
一拍遅れて理解した、耳元、囁き落とされた言葉の意味に、反射的に顔を上げれば、随分近い位置に一太郎の顔があって。
驚きに、目を見開いている間に、口付けられた。
「私はかまわないけれど…」
「駄目に決まってるっ…そんなの、一太郎の体に障る…」
赤いであろう顔のまま。
真顔で肩を押し返しながら言えば、一太郎が一瞬、人より大きな目を見開いた後、苦笑混じりな、ため息をつかれ、小首を傾げる。
「…そう、だね。じゃあ…」
きゅっと、絡めた手指に、促される。
「ベッド、行こう?」
首筋まで朱に染めて。
困ったように尻を下げた松之助の首が、小さく、縦に揺れた。
――――――
現パにする必要があるのか甚だ疑問ですがwww
何が言いたいかというと、恥ずかしくてベッドじゃなくてちょっと離れた位置で待ってるって萌えるなという話www
エロシーンがあるわけではないが反転。
敬語じゃない兄さんのセリフはいつも迷います。
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