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時々R‐18w
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「役立たずの紙っぺらのクセにでかい口叩いてんじゃないよこの穀潰し」
「――――っ!誰が役立たずだってっ?」
いつもの軽口に、いつも通り手を振り上げる。
いつもなら、憎たらしいくらい綺麗に、ひょいと交わされるはず。だったのに。
「…………あれ…?」
大きく、響いたのは、乾いた音。
じん、と痺れた手の平を、呆然と見つめた。
仁吉さんの頬に、余りにも綺麗に入った、平手打ち。
止めに入ってたはずの若だんなさえ、大きく目を見開いたまま固まっていた。
「…おぉ痛い。何てことしてくれるんだい」
上から降ってくる、わざとらしい声に、全身が総毛立つ。
填めやがったねこの牛………!
恐る恐る顔を上げれば、この上なく愉しげな笑みを浮かべた仁吉さんと目があった。
「ひ………っ」
情けない声が漏れたのには、この際構っていられない。
じわり、背中に嫌ぁな汗が流れた。
なりふり構っちゃいられない。
…逃げなくちゃ。
「ぎゃ…っ」
踵を返した途端、足払いを掛けられ、無様に倒れ込む。
まともに膝を打ち付けたもんだから、一瞬、足が利かなかった。
「―――痛ったぁ…何すん…ぁぐ…っ」
詰ろうとしたら、襟首をひっ掴まれて息が詰まる。
そのまま歩き出されたもんだからたまらない。
「目上の者に手を上げるなんて無礼にも程があるだろう。………あたしは優しいからねぇ。お前の後生の為に、特別に一から躾直してやるよ」
にぃこり。
この上なく優しい顔で笑う目は、この上なく愉しそう。
今までに無いってくらい、背中を、冷や汗が滝のように伝う。
全身が、ガタガタといっそ面白い位に震え出す。
誰か…そう、若だんな…!
視線を投げた先では、佐助の奴が関わるなと言うように若だんなを部屋に押し込めてるとこだった。
ありえないだろう!?お前に慈悲とか優しさとかは無いのかい!?弘法大師が泣くよ!?
何て詰ってる間にも、手代部屋に放り込まれてしまう。
逃げ場が、無い…。
「そんな目をするんじゃあないよ。加減が出来なくなっちまうじゃないか」
くつくつと、恐ろしい忍び笑いが響く。
仁吉さんの手が放れた隙に、逃げ出そうとして背中を蹴飛ばされて吹っ飛んだ。
こっから先はとてもじゃないが言えやしない。
兎に角あたしは、この日、絶望と屈辱とあとなんか言いたくない、諸々の感情を、これ以上ないってくらい味合わされた。
まだ喉が痛くて声さえ出ないし、全身痛いわ腰は立たないから歩けないわ、瞼だって腫れぼったいで散々だ。
………覚えてなよ…いつか守狐に頼んで皮衣様に言いつけてやるんだから…。
―――――
っていう話をちゃんとネタにするかどうかで迷ってんですがどうでしょうw
打たせて捕る。
明訓高校の十八番ですね^^
え…てことは仁吉が里中ちゃん!?
ありえねぇ…………!!!!(黙れ
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