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そいつは人斬りだった。
町外れの長屋に住む、人斬りだった。
大きな商家の用心棒なんぞをしながら、日々の小銭を稼いでいたが、或る日悪い血が騒ぎ出した。
そう言えば最近、人を斬っていない。


女は商家の娘だった。
とても大きな商家だった。
何不自由なく育てられたけれど。
そんな暮らしに退屈していた。
だから時々、親の目を盗んでは抜け出して、華やかな街を楽しんでいた。


男は岡っ引きだった。
人斬りを追いかける岡っ引きだった。


人斬りは或る日上物の羽織を拾う。
それは屋号と名前の縫い取りがしてあった。
裕福な商家の娘のものに違いない。
柔肌に吸い込まれる白刃。
斬りたいと、思った。


父親に呼ばれ、女は店表に顔を出した。
落とした羽織を届けてくれたと言う。
凛とした声の、若い男だ。
女は笑って、礼を言った。


人斬りは女の生きている姿を見ておこうと思った。
ただの気紛れだった。
縫い取りの屋号を訊ねれば、予想通り、大きな商家だった。
父親らしき店主に要件を告げると、何の疑いもなく、娘を呼んだ。
店奥から出てきた、鈴を転がすような声の、色の白い小柄な女が、礼を言った。
綺麗な若い女だ。
人斬りは少し、驚いた。
女は、目が見えていなかった。


岡っ引きは焦っていた。
人斬りに動きがあった。
狙われたのは商家の娘。
遅かったかと、商家に駆けつければ、平素と変わらぬように、店は開けられていた。
驚いて中を覗けば、父親らしき店主と、振り袖姿の娘が、羽織を手に何事が言い合っている。
女は、生きていた。





って言う夢を見た\(^O^)/
久しぶりの長編だったよwww

纏めるとこんな感じだが実際はもっとカオスでした^^
とりあえず時代物の夢ってwww



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