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そんなわけで以下昨日言ってた松之助くんの生い立ち(笑)
物の見事にぐっだぐっだ\(^O^)/
松之助くんと、一太郎くんは、お母さんが違います。
松之助くんのお母さんは、松之助くんがうんと小さな頃に、てんごくに行ってしまいました。
だから、松之助くんは松之助くんのお母さんを知りません。
『ぼくのお母さんは、どこにいるんだろう?』
って、松之助くんは時々、思います。
もちろん、今の、一太郎くんのお母さんもすきです。
でも、やっぱり、松之助くんのお母さんがどんな人なんだろうって、気になるのです。
でも、お父さんには、なんだかきけなくて。
お母さんにも、なんだかきいちゃいけない気がして…。
何でも知ってる、おじいちゃんにきいたら、頭を撫でられただけでした。それが、なんだか少し悲しそうだったから。
それからは、おじいちゃんにも、きいていません。
「佐助せんせー」
「ん?」
「てんごくってどうやっていくの?」
あるいて、行けたらいいなあって、松之助くんは思います。
今、じてんしゃのれんしゅうをしてるから、じてんしゃなら、行けるかな?
「…てんごくは、すっごく遠い所に、あるんだよ」
「じてんしゃなら、行ける?」
松之助くんのしつもんに、佐助先生はよいしょって、お膝に抱っこしてくれます。
「てんごくはお空のずうっと上の方にあってね…松之助くんがたくさん笑って、たくさん泣いて…うんとお爺さんになったとき、もういいや、ってまんぞくできたら、行けるんだよ」
「お空の上かぁ…」
ひこうきなら、行けるのかなって思ったけど、なんだか難しそうです。
「佐助せんせー」
「うん?」
「ぼくのお母さん、ひとりぼっちでさびしくないのかな?…ぼく…ぼくね、お母さんのお顔も、お声も、知らないの。お母さん、さびしくないかな?ぼくが忘れちゃって、怒ってないかな?」
ずうっとずうっと、思ってた事をお話したら、佐助先生は優しく、頭を撫でてくれました。
「大丈夫。松之助くんのお母さんはいつだって、お空の上から、松之助くんを見守ってくれてるよ。松之助くんがいっぱい笑えば、それだけでお母さんは嬉しいはずだから」
「本当?ぼくお母さんのこと何にもしらないよ?」
「松之助くんが思うお母さんが、松之助くんのお母さんじゃないかな?」
「ぼくが思うお母さん?」
「うん」
「……ぼくが思うお母さん…」
お顔もお声も、知らないけれど。
なんとなく、優しいひとなんじゃないかなぁって、松之助くんは思います。
だってお空のうんと高いところからでも、松之助くんを見守ってくれているんですもの。
「…佐助せんせー…」
「…うん?」
「お母さん、一太郎も、見ててくれるかなぁ?」
「大丈夫。きっと見てくれてるよ」
やさしく、やさしく、佐助先生は笑って、頭を撫でてくれました。
『そっかぁ…』
なんだかちょっと、あんしんです。
てんごくには、いけないけど。
お母さんにも、あえないけど。
それでも、それでも。
ずうっとこころの中にあった、もやもやが、晴れたきがしました。
「兄たーん」
「あ、一太郎」
お昼寝から起きた一太郎くんが、松之助くんのお膝に乗ってきます。
「ねむぅい」
松之助くんのお腹にあたまをごろごろ擦りながら、一太郎くんがぐずります。
いつもより少し、早起きしたから、まだ眠いのかな?
他のお友達は、まだ寝ています。
「まだ少し早いかな?」
「じゃあ、ねよっか」
「うん」
松之助くんも、もう一度おふとんに入ります。
佐助先生に、背中をとんとんしてもらいながら。
いつの間にか、松之助くんも、一太郎くんも、眠ってしまいました。
ふわふわ、夢のなか。
なんだかすごく、やさしい夢を、見たきがしました。
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