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 最近、守狐は傍目にも鬼気迫るものを感じるほどに、修行に打ち込でいる。
 寝食を忘れて、打ち込む姿に。
 ただでさえ、線の細い身体が、日ごと夜毎に、やつれていく気がして。
 万治郎は胸に不安を、抱かずにはいられなかった。

「師弟、お前何があったのだ。…修行に打ち込むのはいいが、きちんと寝てるのか。飯は…」
「さあ?」
 
 皆まで、言い終わる前に。
 艶然と、笑う唇に、言葉を遮られる。
 やつれた頬が、一層、危うい色香を放っている気がして。
 万治郎は思わず、押し黙る。 
 けれど、その横顔に、確かに自嘲的な色が滲んでいるのにも、気付いていて。

―子供がする顔じゃないだろう…―

 以前から、どこか艶めいた雰囲気を持ち合わせていたけれど。
 それでも、自分に向けられるのはまだ少年らしさが残る、無邪気なものだったのに。
 態と、色香を孕んだ笑みで誤魔化して。 
 確かに、笑みを向けているのに、決して、自分と視線を合わそうとはしない。
 最近、いつも何か物思いにふけっていて。
 声を掛けても、返事はおろか、気付いていないことさえ多々あった。
 珍しく人界に下りたと思ったら、変化の解けた姿で、皮衣に抱えられ、運び込まれてきて。
 それから、二人、霊穴の間に篭り、出てきたと思ったら、もう、この状態だった。
 一体何があったのか。
 師に問い詰めても、曖昧に笑うだけで、答え様とはしてくれなくて。
 ただ、「あの仔の傍に、ついてやっておくれ」と、言われただけだった。

「師弟…?」

 かたり、物音を聞いた気がして。 
 夜半、起き出してみれば、守狐の寝床は、もぬけの殻。
 またかと、内心、溜息を吐く。
 此処のところいつも、万治郎が寝付いたのを見計らったように、守狐はどこぞへ出かけていく。
 気配を探っても、近くには感じないから。
 皮衣のいる、人界にでも降りているのだろうか。
 もう、万治郎の後をついてきた、幼子では無いのだから。
 もしかしたら、馴染みの女のところにでも、通っているのかも知れぬ。 
 だから、心配することは、無いのかも知れぬ。
 それでも。

「心配するだろう。…私が弟と思うのは、お前だけなのだぞ…」

 ぽつり、呟いた声は、誰に受け止められることなく、薄暗い洞府の廊下に、溶け消えた。

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「比干……」

 呟くように、唇から零れていた名に、己の、その声に。
 守狐ははっと、瞳を開く。
 見回せば、そこはいつの間にか、いつもの洞府の内で。
 霊穴の間に、寝かされていた。
 悪い夢かと、思ったけれど。

「気が、付いたかい?」
 
 振り返れば、皮衣が立っていて。
 その、何処か哀しげな微笑に、やはり、現のことだったのかと、認識する。
 起き上がろうとすれば、総身に走る痛みに、思わず呻く。
 その肩を、そっと、皮衣の手が、押さえ込んだ。

「無茶をしてはいけないよ。…お前の身体は、相当な無理をしたんだから」
 
 だから、霊穴で身体を癒せと、皮衣は言う。
 その手がひどく優しい仕草で、守狐の真白い毛並みを梳いた。

「皮衣様、あれは…父様は…」

 脳裏に焼きついて離れない、父の躯。
 また、両の眼が熱く疼く。 
 皮衣は一瞬、守狐の眼を見つめ。
 ぽつり、ぽつりと言葉を零す。

「お前の父様はね…裏切り者と戦って死んだのは、知ってるね?」

 こくり、頷く。 
 あの、消えていった躯が、その裏切り者なのだろう。
 修行で得た天精地霊を失い、野狐同然の狐臭を放つ。 
 堕ちた妖狐の気配を思い出し、守狐はそっと、眉根を寄せる。
 
「何故、我が一族から裏切り者が出たのか。私も、お前の父様さえ、分からなかった」

「……真逆…誰かが糸を引いていいた…?」

 齢千年を有に越す妖狐を、誰が操ると言うのか。
 
「其れが…其奴が…?」

 声が、震える。 
 裏切り者と、父を戦わせ、力を使い果たしたところに、あのような惨い仕打ちを仕掛けたというのか。
 皮衣が宥めるようにそっと、守狐の毛並みを梳きながら。
 こくりと、その細い首を、縦に振った。

「お前も聞いたね?…比干」
「人でも、妖でも無い。と…」

 父の、最期の声は、言っていた。

「人、だったのよ」
「…人だった?」

 ならば、己の負の感情に飲み込まれた鬼女の類かと問えば、皮衣はゆるく、首を振る。


「そればらば…楽だったのだけれど…」

 曰く、鬼女の類であれば、鬼になったとは言え、肉体は人。
 当然寿命が来れば土に還り、いずれは残った怨念も霧散する。
 けれど、比干は肉体すら、人のものでは無いと言う。
 この世の全てを、手中に収めたいと願った人が、己の欲を満たすために、人であることを捨てたのだ。

「人ならば、いずれ寿命が来る…だから、憎い…我ら妖狐に、あのような…あのような屈辱を味あわせた比干が、心底憎かったけれど……」

 ぎゅっと、組んだ皮衣の手は、震えていた。
 きつく、両の瞼を閉じて。 
 皮衣は一つ、己を落ち着かせるように、深く息を吸うと、ゆるく、頭を振った。

「お前の母様が…命を賭して、お前を生んだ。…仇を討つことよりも、新しい命を守り育てることを選んだのだから、それで良いと思った」
 
 事実、守狐が生まれる頃には、皆、比干は死んだものと、思っていたと言う。
 
「けれど、生きていた…」

 零れるように漏れた、守狐の言葉に、皮衣が小さく、首を縦に振る。
 そう言うことなのだろう。
 だから、皮衣は人の世に降りた。
 比干を、父の仇を、探す為に。

「比干は、数百年の時を生き…妖の肉を喰らい、人の生き血を啜り、今、かなりの力を、蓄えていると…妖たちの噂で聞いたの」

 妖だけでない。 
 人にまで、害を及ぼしている。
 不老不死の肉体を得、人や妖をも超える力を、手に入れようとしている。
 
「葬らねば…ならないのよ。…見つけ出して、葬らねば…」
 
 人に混じり、その姿を隠している比干を見つけ出し、葬る。
 そうでなければ、妖と人、両方が、比干の欲に、飲まれてしまうかも知れぬと、皮衣は言う。

「皮衣様」

 石の寝台の上。
 ゆっくりと、身を起こすと、守狐は真っ直ぐに、師を見上げる。
 本人は、気付いていなかったけれど。
 燃えるような紅蓮の色を映していた瞳は、今はただ、黄金色の強い光を、宿していて。

 かつての、守狐の父の姿が重なり、皮衣は僅か、息を呑む。

「その役目…私に」

 強い、強い黄金色の眼に、見上げられて。
 皮衣は静かに、瞳を伏せる。
 こうなることが分かっていたから。
 真実を、告げたくはなかったのだけれど。
 何も知らず、幸せにと、願っていたのに。

「これが…お前の天数ならば…」

 逆らうことは、できないのだろう。
 呟いた皮衣に、守狐は静かに、頭を下げた。
 





―――――――――


名前丸パクリ\(^p^)/

でも比干って狐からしたらもう恨みの対象でしかないんじゃないかな(笑)
大量の狐を焼き殺してコートにしちゃうんだからっっ!><


だっきちゃんもキレるわwww


 大気が強大な妖気に、震えている。
 余りに強すぎるそれに、総身に走る痺れにも似た痛みに、守狐は思わず、眉根を寄せた。
 周囲には、堕ちた妖狐が放つ、狐臭が立ち込め、鼻腔を突く。
 荒れた地には、大きな狐の躯が二つ。
 一つは完全に事切れていたのか、見ている目の前で、大地に溶け消えてしまった。
 すぐにそれが、己の父と、その仇だということが、知れた。
 けれど、少し、様子がおかしい。
 何が、と、考えようとするけれど。
 本能が拒絶するように、巧く思考が働かない。

「兄様…っ!」

 今よりも少し若い、皮衣の悲鳴が、脳内に響く。
 これは皮衣の記憶を通して、見ている画なのだと、気付く。

「何と言うことを…誰が…」

 零れるように呟く、皮衣の目の前には、妖狐の躯。
 恐らくは、守狐の、父親。
 駆け寄る爪先が、冷たく濡れる。
 見れば、赤い赤い、大量の血が、大地を染めていて。
 目の前の現実を、認識することを、思考が拒絶する。
 それでも、記憶の糸は丁寧に、過去を辿り、守狐に見せ付ける。
 守狐の父親の。
 その身を包んでいた真白い毛皮は、一族の誰より、美しかったと聞く。
 けれど、目の前の躯は、赤黒く濡れていて。
 真白い、誰より美しかった、その毛皮が。
 無惨に、剥がされていた。
 妖は死ねば肉体は大地に溶け、魂魄は天に散る。
 跡形も無く、消え去るのだ。 
 その、毛皮がはがれているということは、生きている間に、剥がされたと言うことを、示していて。
 生皮を剥れる等、妖狐にとって、これ以上の屈辱は無い。

「こんな…こんなこと…」

 息が詰まるほどの哀しみと怒りが、守狐の意識を焦がす。
 皮衣が感じているものに、共鳴しているのか。
 それとも、己自身が感じているのか。
 守狐にも、分からない。

「兄様…」

 震える、細い腕で。
 そっと、血に塗れた妖狐を、皮衣が抱上げる。
 剥き出しにされた歯牙の間から、だらりと垂れた舌が、皮衣の腕を汚す。
 その、赤黒く濡れた顔を覗き込んだ途端。
 ひゅっと、皮衣の喉が、奇妙な音を、立てた。
    
「あに…さま…」

 これ以上惨い事が、あるのだろうかと、何処かぼんやりとした意識の片隅で、思う。

 守狐の眼は、父親そっくりだと、皆が言う。 
 誰より強い光を宿していた、他の誰も、持ち得ない黄金色の双眸。
 己の眼を見る度に、顔を知らぬ、父の姿を重ねていた。
 けれど。
 抱上げられた、変わり果てた父の顔に。
 その、黄金色の眼が、無い。
 光を抉り取られた眼窩はただ、底なしの暗闇を、湛えていた。
 毛皮を剥がれ、眼を抉り出され。
 それは、この上ない、苦痛と、屈辱。
 どくり、両の眼が、疼く。

『師妹よ…』
「兄様…!」

 不意に、意識のうちに、声が響く。
 肉体はもう、大地に消え行こうとしていたから。
 魂魄が直接、皮衣の意識に、語りかけていた。

「兄様、誰が…誰がこのような…!」

 悲痛な悲痛な、皮衣の声。
 頭の内側に響くその声が、何処か遠い。  
 どくり、眼が疼く。
 息が、苦しい。
 喘ぐ様に、唇を戦慄かせる。
 肺を満たす、父の、血の臭い。

『妻を…吾仔を頼む…』

 その魂魄すら、天に散ろうとしているのか。
 声は、ひどく弱く、また、身を包んでいた強大な妖気も、薄れ始めていて。
 
『比干に…気をつけよ…人でも、妖でも無い…』

 仇の、名であろうか。
 まだ何事か、父は伝えていたけれど。
 叫ぶ皮衣の声さえ、もう随分と遠い。
 どくり、どくり。
 両の眼が、燃える様に熱い。 
 怒りか、哀しみか。
 それとも、憎悪か。
 今まで感じたことの無い感情の波に、守狐の意識は、飲み込まれ、途切れた。


電車で後ろの席のおっさんが風俗の予約入れおったwwwwww


ボインが好きらしい(笑)


日曜の真っ昼間から90分コースなんてリッチねー!!(笑)


予約の時間までを考えると某所のソープかな?

ソープとかおっさんセレブリティやなwww


懐いなソープパロとかやりたいなwww

悲恋悲恋!

お馬鹿\(^O^)/


日本史のテスト範囲が戦国らしい\(^O^)/


母「織田信長が死んだのはどこ?」

妹「あ?えー………」

犬「安土城の天守閣付近の屋根の上w」

母「…お姉ちゃん黙って。…誰が討った?」

妹「………土方?」



何でやねーーん!!!!!


まだ伊達と真田が討った方が近い気がするわ!!!(笑)

時代が違うやろと激しくツッコんだら、

妹「だってみんな土方さんと政宗様が好きって言うもん」


………。

そう言えば奴の周りにヲタクの友達がいると聞いたことがある。


ばさらとぎんたまが流行ってるらしいよなんて罪\(^O^)/


とりあえずばさらはアニメ(1期)しか知らないのであんまりしゃしゃんないようにしますwww


織田信長は安土城の天守閣付近の屋根の上で土方に討たれたらしいよ。

すごすぎるwww
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