ネタだったり日記だったり。。
レスやお知らせもココ。
時々R‐18w
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
はぁ、と、悴んだ手に、吐き掛けた息が、白く流れる。
少し前から降り出した雪は、珍しく居座るつもりなのか。
溶けることなく、降り積もる。
同じぐらい前から、誰かと待ち合わせているらしい、目の前の少女の肩が、薄っすらと白く色づいていたから。
自分の肩にも、同じほど、降り積もっているんだろう。
「………」
手の中のケータイを、弄びながら。
思い出すのは、つい先ほどの、シゲの声。
なんとなく、思い立って来てみたら。
よほど驚いたのか、「すぐ行く」と言った、その声の後に。
ケータイの向こうから響いたのは、何かに躓いたらしい派手な音と、悲鳴。
マフラーに隠れた口元。
つい、浮かぶのは、思い出し笑い。
記録的な大寒波がどうのと、天気予報は言っていた。
目の前の少女の耳は、痛々しいほど、赤くなっていて。
痛いほどに冷えた、自分の耳も同じぐらいなんだろうと、思う。
じんと、コンクリートの地面から伝わる寒さが、爪先を痺れさせる。
こんな寒い中、待たせてるんだから。
来たら何か、奢らせてやろう。
「早く来い馬鹿」
呟く、マフラーに覆われたその口元。
やはり笑みが、浮かんでいた。
――――
某高校サッカー準決勝を見て笛熱が滾った。
の割りにサッカー関係ねー(笑
森もあんな感じだったんでしょうねねねね^^^^
PR
この記事へのコメント